こんにちは。膝の痛み研究所千葉支部【北柏のぞみ整体院】のうじはらです。今回のテーマは半月板損傷に関してです。
以下の症状でお困りの方はいらっしゃいますか?
・強い膝の痛みがある(受傷機転が明確。膝を打ったりねじったりした)
・膝を曲げ伸ばす際に引っかかりを感じる
・スクワットのように中腰姿勢になったとき、膝に力が入りにくい
・痛みが強く曲げ伸ばしが出来ない
・関節の痛みに加え、腫れも見られている。
一つでも当てはまる方は、半月板損傷の可能性があります。また以前、半月板損傷と診断を受けた方で、痛みが再発したという方はぜひ最後までお付き合いください。半月板損傷について説明をしていきます。
半月板損傷とは
膝の中には、関節の内側と外側にそれぞれ三日月型の軟骨組織があり、これを半月板といいます。膝関節に加わる衝撃を分散させるクッションのような働きをするほか、その形状でひざを安定させる役目を果たしています。特に、膝は体の中でも特に体重による負荷が大きくかかる箇所であり、階段や走る動作では体重の何倍もの衝撃が加わるとされています。その際、半月板にも大きな力が加わります。
急激な動きや無理な体勢によって膝を酷使したり、膝を強く打ち付けた時などに、吸収しきれないほどの負荷がかかることで半月板が欠けたり断裂したりすることがあります。スポーツをしている若い人に比較的多い傷害で、コンタクトスポーツなどで起こる外傷(ケガ)によるものが殆どですが、加齢に伴う半月板の老化によって切れるケースもあるようです。この場合、長い時間をかけてゆっくりと切れていくため、痛みもゆっくりあらわれます。
半月板損傷の診断と治療について
問診や触診といった基本的な検査によって痛みの特徴や関節の動きの状態を確認することで、ある程度は判別がつきます。その後、X線撮影やMRIなどの画像検査で骨の状態を確認し、最終的な診断を下します。破損した半月板の状態をより詳しく調べるために「内視鏡検査」を行うこともあります。
メスで膝に小さな切り込みを作り、関節鏡と呼ばれる光ファイバーを使った小さなカメラ差し込み、モニターで状況を確認します。補助的に関節液の調査を行うこともあります。関節液は通常は無色透明ですが、関節に炎症が起こると色や状態に変化が現れます。関節液に血液が含まれているケースは、半月板損傷や靭帯損傷など、膝の怪我によるものがほとんどです。
半月板は再生しますか?
一度欠損した半月板組織が再生することはないため、半月板を完全に元通りに戻すことはできないというのが現状です。半月板の損傷している場所によって治療法も異なります。
手術を選択する方も多いですが、やはり、手術で半月板の損傷している部分を取り除いて痛みをとった人は、その後、膝関節の不安定性を訴える方が多いのが現状です。また半月板は内側よりも外側で血管が多いため、外側部の損傷であれば保存療法を選択する場合もあるようです。
半月板損傷自体を治したいという方へ
一度手術をしても痛みが再発するというケースもあります。受傷したきっかけがなく、日常生活の中で損傷してしまった場合、あなたの治療法は一つしかありません。
日常生活で膝に負担のかからない生活をしていくということになります。これは、階段を使わない等ではなく、膝に負担がかかりやすい体になっているという自覚をしてください。膝に負担がかからない体にするためには「姿勢を整える」という事が大事です。
半月板が損傷する場合、関節内の内側もしくは外側どちらかの半月板へ衝撃が偏っていることが考えられます。例えばO脚やX脚など膝関節の変形を伴っている人があげられます。
このように、体をまずは綺麗に整えることが最終的に痛みの改善を図る上では大切になります。体が歪んでいるのに治療しても治ると思いますか?負担を減らすには姿勢を改善することが重要なのです。