こんにちは
日本膝の痛み研究所名古屋支部の【リライフ整体院】のよしかわです。
今日は膝が痛いときの対処法の治療についてお話ししたいと思います。
あなたはこんな状態で悩んでいませんか?
- 膝が痛いけど冷やしたらいいか、温めたらいいかわからない
- 冷やしたほうがいいと思うけどやり方はわからない
- お風呂に入ってもいいのか迷う
もし、あなたがこのような悩みを抱えているならこのブログを読んで参考にしてみてください。
冷やすor温める?
そもそもどうして冷やすのか?どうして温めるのか?の意味がわかっていないと判断ができません。それがわかっていればあなたも自分でどうしたらいいか判断ができるようになります。
一概にどちらがいいというわけではなく、その時の状況にあった方法を選択する必要があります。
どうして冷やすの?
その答えはずばり
『急性期の炎症をはやく抑えること』
にあります。
炎症とは何らかの組織の損傷により腫れたり、熱をもったりする反応であり、損傷した組織を修復する過程において必要な反応です。この時に強い痛みを伴うため、患部を氷水で冷やすことで血流を抑えて痛みを緩和させます。
しかし、同じ炎症による痛みでもその意味をしっかりと理解していないと結果的に痛みを長引かせてしまう可能性があります。
その意味とは『そもそもその炎症の原因が何なのか?』ということです。
スポーツのコンタクトプレーや膝をひねってしまったなど明らかに痛みが出ている理由がはっきりしている場合はこのアイシングは非常に有効です。(高齢者の場合は急な方向転換や段差の踏み外し程度でも損傷してしまう場合もありますが)
このような場合はアイシングで痛みを抑制しているうちに自然治癒力で症状も改善していきます。
しかし、明らかなきっかけがないにもかかわらず炎症が起きてしまっている場合は、いくらアイシングをしてもその場しのぎにしかなりません。このような場合は、日々の動作や足の使い方の癖などにより慢性的に炎症が起きやすい状態になっているため、その炎症が起きている原因を解決しないと症状は一向に改善しません。
アイシングを実施する上ではまずは痛みが出た経過をしっかり振り返ることが大事です。
どうして温めるの?
膝を温めたほうがいいのは、血行不良からくる慢性的な痛みに悩まされている場合です。膝の痛みの多くは。太ももの筋肉が固くなってしまうことから生じています。そのため、膝の上の太ももの筋肉をカイロなどを使用して温めることは有効ですし、お風呂などで全身を温めてもいいと思います。
しかし、ここでも重要なことはどうしてその筋肉が固くなっているのかを考えることです。
姿勢が悪いのか?体の使い方が悪いのか?
そこを解決してこそ本当の治療になります。
アイシングの正しいやり方
①氷水を用意する:ビニール袋(2枚重ねると破れ防止になります)の中に患部を覆うくらいの氷を入れて、そこに少量の水を足し、袋の口をしっかりしめる
②患部に当てる:直接当てると凍傷の危険性があるため、ハンカチや手ぬぐいのような薄手の布を一枚間に挟んでください。タオルだと生地が厚いため効果が半減してしまいます。
③袋ごと膝をタオルなどで覆い縛って圧迫固定する
④1回20分を目安に冷やす:まずは1日3回程度を目安に行ってください。
注意点
・保冷剤はお勧めしません。理由としては表面の溶けた部分は温度が高く、すぐに冷却効果がなくなってしまうためです。
冷湿布と温湿布
よく患者さんから
『冷湿布と温湿布がどっちがいいですか?』
と聞かれますが、結論的にはどちらでもいいです。(湿布自体が良いものかどうかは今回は置いておきます)
これらはあくまで冷『感』湿布、温『感』湿布であり実際に冷やしたり温めたりする効果は全くありません。
好きなほうを使用してください。
迷ったときはコレ
ここまで読んで自分の今の症状にどちらが良いか分かった方は問題ないですが、結局私はどっちなの?と思っている方もいると思います。
そんな時なまずは両方やってみるといいと思います。
実際にやってみたときに
『いやな感じがする』『余計痛みが強くなった』と感じたのであれば逆をやってみて
『やってみらら痛みが楽になった』『気持ちがいい』と感じたのであればそれを続けるといいと思います。
いい加減に聞こえるかもしれませんが、体の反応はとても正直です。
ご自身の感覚を頼りにしてみるのもいいと思いますよ。
まとめ
・明らかな急性期の痛みはアイシングが有効
・慢性的な痛みには温めることが有効
・いずれにしてもどうして痛みが出ているのかを理解することが大事
・迷ったらどっちも試してみる