「整形外科に行って膝の水を抜きに行ってるけれど、すぐに溜まる。クセになるって聞いたけれど本当に大丈夫なのかな?」
このような不安を抱えていないですか?
このブログでは、そんなあなたのために、膝に水が溜まる正しい原因と対処法についてお伝えしていきます。
水が溜まる本当の原因とは?
結論から言うと、膝に水が溜まる原因は
関節の中で炎症が起きているからです。
炎症とは簡単にいうと、関節内で火事が起こっている状態です。
関節内で炎症が起こると、それを抑えるために水が自然と出てくるのです。
また、膝に負担をかけないために、水を溜めてパンパンにすることで固定してくれているのです。
【水が溜まる=悪】と思われている方が多いのですが、本当は体を守るために無意識で行なってくれているのです。
つまり、水が溜まるというのは膝のためにはある程度必要なのです。
水を抜くとクセになるは本当なのか?
「クセになる」という表現は実は間違いです。
先ほどお伝えしたように膝に水が溜まる原因は、膝の関節内で火事が起こっているからです。
水を抜いてもまた溜まるのは、クセではなく、炎症がおさまっていないので水で消化し続けようとしているのです。
なので、膝の水は、炎症を起こした根本の原因が解消されなければ、いつまでも水を出して炎症を抑え続けるはめになるのです。
これは、鼻水が出るのと同じ原理です。
鼻水が出るのは、粘膜で炎症が起きているからです。
ここで鼻をかんでも鼻水は止まらないですよね。
鼻水がでるのは「風邪」を引いているからなので、鼻水が出ないようにするには、原因である風邪を改善する必要があります。
これは膝の関節でも同じで、いくら水を抜いても炎症を起こしている「原因」を対処しなければ、改善されることはないのです。
身体のプロである整体師が考える正しい改善法
膝専門の当院には、水を抜いても症状が改善されず悩んでいる方が数多く来院されます。
整形外科や整骨院に行っても膝の痛みや腫れが改善されない場合は、負担をかけている「原因」が解消されていない可能性が高いです。
最近来院された患者さんを例に出すと
介護福祉士の仕事をされている53歳の女性。介助中に膝に違和感を感じ、その後急に膝に水が溜まり腫れてきました。整形外科に3回受診して、水を抜いても腫れは引かず、痛みが悪化して歩くのも困難な状態でした。
初診時に詳しく調べていくと、確かにお皿の上が腫れていて炎症をおこしている状態でした。
さらに検査で詳しく調べた結果、その患者さんの大きな原因は膝以外の部分にありました。
それは、意外かもしれませんが、股関節と足関節の問題だったのです。
その後、膝ではなく股関節と足関節に対して調整を行い、現在では水も溜まらなくなり、仕事に復帰することができました。
膝の腫れを引き起こす原因のほとんどが、膝以外にあることが多いです。
あなたはそういった説明を整形外科や整骨院でちゃんと受けられましたか?
原因に対して正しい治療をおこなわなければ、膝の痛みや腫れを軽減することはできないですよ。
まとめ
膝に水が溜まる原因についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
水が溜まって腫れることは、決して悪いことではありません。
むしろ、膝に負担をかけている原因を対処できずに嘆いている【涙】と思って欲しいです。
クセになるなどのいろんな噂がありますが、そんなものに惑わされず、正しい知識を持って膝と向き合っていただければなと思います。