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変形性膝関節症

スポーツが原因で変形性膝関節症になりますか?

こんにちは。膝の痛み研究所千葉支部【北柏のぞみ整体院】のうじはらです。お客様から以下のような質問をいただきました。

「スポーツでテニスをしているのですが膝に痛みがあります。変形性膝関節症ではないかと不安になっています。テニスは膝を悪化させてしまうのでしょうか?」

スポーツをしていて膝に痛みが出てしまう方は多いのではないでしょうか?そこで今回はスポーツと変形性膝関節症に関してお話ししていきます。

変形性膝関節症の方で以下の症状でお困りではありません?

・膝の曲げ伸ばしで痛みが出る

・正座が出来ない。

・自転車が漕げない

・歩き始めに膝が痛む。突然膝が抜けるような感覚がある

・小走りが怖い。

・立ち上がりや階段登り降りが物を掴まないとできなくなった。

一つでも当てはまる方はぜひ最後までお読みください。変形性膝関節症の間違った治療を行っている可能性があります。 

変形性関節症とは

変形性膝関節症は、関節軟骨がすり減ったり、なくなって膝の形が変形し、痛みや腫れをきたす状態をいいます。初期段階ではたまに痛みが出る程度で日常生活に何ら障害は出ませんが、変形性膝関節症が進行し重症化なると、本来の滑らかな動きが障害されます。また、関節の変形や運動痛、 関節の可動域制限等により、 起立や歩行に大きな影響を与えます。今までおこなえていたことが行えなくなってしまいます。

患者数は右肩上がりに増えている!

発病率は高齢になるほど増え、その数は30004000万人になると言われています。特に、女性のほうが男性よりも1.5倍~2倍多いことがわかっています。高齢になるにつれ体のバランスが悪くなり、重心の位置が変化することで内側の軟骨ばかりが擦り減り、徐々にO脚になって、変形性膝関節症に発展しやすいといわれています。もちろんその逆で、X脚になる方もいます。

変形性膝関節症のメカニズム

正常な膝関節では、筋肉や膝蓋腱(膝のお皿~すねに付着)、靭帯(前後・内側・外側の4)が関節への負担を適切に分散します。重心が正常の位置にあると、筋肉や靭帯、腱などがしかり働きます。しかし、変形性関節症では、加齢や過度の関節運動、遺伝的要因、関節不安定症などによって軟骨がすり減ったり、骨折などによる外傷などで、正常だった膝関節の構成が破たんすると、その分散のしくみが正常に機能しなくなってしまいます。そのため、クッションの役目を担う軟骨に過度な負担がかかり、軟骨の磨耗(まもう)や消失、骨同士のこすれあい、 変形へとつながります。

順番に説明すると・・・

1)関節軟骨の表面に軽度の磨耗(すり減り)が起こると、軟骨細胞が増加します。また、軟骨の水分含量が増え、軟骨が軟化します。このときにはまだほとんど自覚症状はありません。

2)軟骨の修復能力を上回って、軟骨のすり減りが徐々に進むと足がO脚やX脚になって変形していきます。 軟骨の磨耗により関節への負担が増加して関節炎が起こります。 この頃から、膝を曲げ伸ばししたときなどに痛みを感じるようになります。

3)関節軟骨の水分保持能力が減少し、軟骨の水分や弾力が失われていきます。また、膝を曲げづらくなります。関節のスムーズな運動が出来なくなってしまいます。

4)滑液が大量に分泌されて、関節水腫(すいしゅ)を起こす場合があります。関節水腫には、腫れや痛み、熱感といった自覚症状があります。この状態をさして「膝に水がたまる」といいます 

5)軟骨のすり減りがさらに進み、変形・消失することにより軟骨の下の骨が徐々に露出されるようになります。

6)骨同士がぶつかるようになると、骨そのものが変形しはじめます。 とげのように飛び出して変形した骨を骨棘(こっきょく)といい、虫食いのようになった骨の表面部分を指して骨びらんといいます。 関節の安定が失われているため、歩行時には上体が左右に揺れたり、足を引きずったりするようになります。 激しい痛みは、やがて安静時や睡眠時にも続くようになります。

変形性膝関節症を運動すれば治ると思っている方へ

 病院などでリハビリを行っている方、スイミングクラブで週に数回泳いでいるという方、本当に運動だけで治ると思っていますか?実際に完全に痛みが消えたという方、見たことありますか?運動すれば筋肉が関節を安定させると説明を受けた人もいるかもしれませんが、それだけでは痛みが取れることはありません!なぜなら、筋肉がついたからと言って関節の安定性を改善するとは限らないからです。

まとめ

変形性膝関節症の方で普段から定期的にスポーツをしている方でも発症することがあります。また、膝関節自体の構成体に影響がなくても、周囲の筋肉が過緊張の状態であったりすることで徐々に変形が進んでいく場合があります。変形性膝関節症の方は運動をするよりも、先に姿勢の歪みなどを改善した方が最適と言えるでしょう

ABOUT ME
氏原大貴
氏原大貴
初めまして。膝の痛み研究所のうじはらです。私の整体院では多くの膝の痛みを抱える患者様を診察しております。その方々の多くが「間違った膝痛治療」によってなかなか改善せずに悩んでいるのです。膝の痛みの治療といったら「注射」「水抜き」「筋トレ」はもう古いです。 正しい膝痛治療をこちらのページで発信して、世の中の膝痛治療を変えていきます。