こんにちは。膝の痛み研究所大阪支部【リーフ整体院】のささはらけんたろうです。
変形性膝関節症と診断されても、初期の頃は動作のし始めに痛みを感じる程度です。
しかし、そのまま放っておくと、激痛で歩けないほど重症化してしまうケースがあります。
軽い膝の痛みであれば、マッサージや電気などの対処療法で痛みは落ち着きますが、激痛まで出るとそういうわけにはいきません。
そんな激痛まで感じてしまった場合、どうすればいいのか。
この記事では、変形性膝関節症と診断され激痛を感じてしまった時の改善方法と、ここまで悪化してしまった理由について詳しくお伝えしていきます。
辛い激痛を改善する方法
激痛までなってしまった患者さんがまずしてほしいのがこの2つです。
- アイシング
- 痛くない自然で安静にする
「えっ、そんな当たり前のこと?」と思うかもしれませんが、ほとんどの方がちゃんとできていません。
激痛が出ている時にまず疑うべきなのが、炎症です。
炎症が起きて膝に痛みが出ている場合、まず炎症を落ちつかせる必要があります。
炎症は膝の組織が損傷した際に発生する「炎症物質」というものが血管内に出て起こります。
この炎症物質が発生する際、熱が発生します。
この熱を早い段階で下げてあげなければ、炎症反応が落ちつくのに時間がかかるのです。
そこでしてほしいのが、安静にしながらのアイシングです。
炎症反応が出て激痛が起きている場合、早めにアイシングしなければ、その後の痛みの治り方に大きく影響してきます。
また、炎症は温めてしまうと症状が悪化してしまい、回復を遅らせる可能性があるので、激痛の時の対処は間違わないよう十分に注意してください。
激痛が落ち着いてきたら、次の対処に移行する
正しいアイシングを行い安静にしていれば激痛は落ち着いてきます。
炎症による激痛が落ち着いてきたら、次にやる対処法はアイシングではありません。
次は徐々に膝周りを温めていきながら、仰向けの体重のかからない状態で膝関節をゆっくり曲げ伸ばししていきます。
激痛の時は安静にすべきなのですが、熱感がなくなり炎症が落ち着いても安静にしていては、膝周りが固まってしまい、逆に膝の痛みが治りにくくなります。
そうならないために、温めて筋肉の緊張を取りながら、ゆっくりと膝を動かしていくのです。
激痛の時はまずはアイシングで冷やす。
膝の痛みが落ち着いて熱感がなくなってきたら、
膝周りを温めながらゆっくり動かしていく。
これが、強い痛みが起きている際の対処法になってきます。
変形性膝関節症の痛みが悪化してしまう理由
変形性膝関節症の痛みが悪化した時の改善法についてお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?
では次に、なぜ激痛になるまで悪化してしまったのか?
その理由についてお伝えしていきます。
膝の痛みが激痛になるほど重症化している場合、関節内の軟骨や半月板(膝関節の中にある関節を守るクッション)、靭帯などが損傷して炎症を起こしいる可能性があります。
この強い炎症起きている状態というのが、膝の痛みの改善を遅らせる要因となります。
では、どうして変形が進化したり、組織が損傷したりするのか。
それは、膝関節に負担をかける日常生活を送っているからです。
関節は周りの筋肉の量や柔軟性、普段の姿勢によって負担のかかり方が全然違います。
運動不足は筋肉の量が落ちたり、柔軟性が低下してしまいます。
ソファーでダランと座ったり、長時間のデスクワークなどは姿勢の歪みなどにつながってしまいます。
日常生活で負担を自分自身で変えなければ、膝関節にかかる負担が軽減されることはありません。
変形性膝関節症が悪化する原因は加齢などではなく、あなた自身にあるのです。
まとめ
変形性膝関節症と診断され、激痛になるまで悪化している場合、関節での炎症が強くでている可能性があります。
炎症がある時に無理に動かしてしまうと、症状が悪化してしまう可能性があるので、症状が強い時はまず安静にするようにしましょう。
また、テレビや雑誌などで膝に効果のある運動や体操などの情報がたくさん流れていますが、炎症が強い時はなるべく避けるようにしてください。
炎症が強いと、無理な動きが原因で症状を悪化させてしまったり、改善を遅らせてしまいます。
そのため、ストレッチや体操はオススメ出来ませんので気をつけて下さいね。
炎症は安静にしてアイシングすれば症状の悪化は防ぐことができます。
炎症が落ち着いてきたら、次は筋肉の緊張を取る為に温めたり徐々に動かしていく。
これが、激痛まで悪化した膝の症状に対する改善方法です。
ただ、中には対処法を実践しても激痛が改善されない重症の患者さんもおられます。
そこまで悪化している場合は、できるだけ早急に信頼出来る病院の先生や身体のプロである整体院の先生に相談するようにしましょう。