こんにちは。膝の痛み研究所千葉支部【北柏のぞみ整体院】のうじはらです。本日のテーマは安静にしていても痛い半月板損傷に関してお話して行きます。
半月板損傷で、以下の症状でお困りの方はいらっしゃいますか?
・膝が痛くてつらい
・膝を伸ばした時に違和感・痛みがある
・膝を曲げ伸ばす際に、カクっとした違和感がある
・半月板損傷と診断されて手術を勧められた
・膝が痛くて日常生活に支障がでている。
まず、手術と踏み切る前に一度読んでください。手術せずに完治するケースもあります。
Contents
半月板損傷とは
半月板とは膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC型をした板(軟部組織)で内側・外側にそれぞれがあります。損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じます。症状が悪化すると、関節水腫(水が溜まっている状態)を認め、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、歩けなくなってしまいます。
原因を加齢のせいにしていませんか?
一般的に半月板損傷は加齢に伴い損傷していくもの、または、運動時に捻ったりして起こるものと認知されています。しかし本当にそうでしょうか?同じスポーツをしていてもなる人はなりますし、ならない人はなりません。また高齢者でも運動している人はいますし、半月板損傷を一生起こさない人もたくさんいらっしゃいます。そして、半月板自体は鍛えることが出来ません。それなのに原因は加齢ですと言われてすぐに納得するのはいけないと思います。もっと他に原因があるはずです。部活などで明らかに捻りすぎて起こす場合ではなく、20代以降の方で、部活のように定期的に運動をしない方で半月板損傷を起こした方は原因をしっかり考える必要があります。
加齢以外での要因
膝関節は体を支える部分であり、階段を上り下りしたりすると何倍もの負荷がかかります。そして、負荷がかかり続けることで、半月板を始めとする靭帯やその他の組織に変化が見られます。その中で、重要なのは筋肉です。膝関節を取り囲む筋肉はバランスよく緊張と弛緩を関節の角度に合わせ行います。しかし、それが行えない状態になると、普段使っていたはずの筋肉を使わなくなったり、常に緊張している状態になり、徐々に関節が曲がったりズレたりしてきます。そこで重要なのが姿勢です。
姿勢を良くすると痛みの緩和を図ることが出来ます
俗にいうO脚やX脚など、外見で「関節が曲がっている」と判断できる症状はほとんどが姿勢不良の結果です。使いすぎて膝が変形することはほとんど無いでしょう。アスリートの人で酷いO脚の人を見たことありますか?逆に、姿勢を常に綺麗にしようと心がけているアスリートほど引退してもスラっとしている人が多いはずです。体のケアを十分に行えば関節の変形や痛み、または半月板などの組織の損傷を起こさないことは可能です
半月板の痛みは感じ取ることが出来ない?
半月板損傷と言われ、半月板が痛みを発していると思っている方が結構いると思います。ですが実際は、半月板の外縁にのみ痛覚(痛みを感じる部分)がある程度でその感じ取る痛みは弱いとされています。実際に感じている強い痛みは半月板の外縁が付着している関節包などの組織が炎症を起こして出る痛みと考えてもよいかもしれません。
半月板=手術と焦らない事!!
上記で述べた通り、手術をせずに、姿勢を良くし、膝関節周囲の組織(筋肉・靭帯・関節包)へアプローチをすることで痛みを緩和させることが可能な事があります。実際、当院でも、半月板損傷と診断を受けた方が数回の治療で「曲げ伸ばしが楽になった」「歩く時の痛みが減った」という方が多くいらっしゃいます。手術をしなくても痛みの緩和を図る事は可能かと思いますので、すぐ手術と判断しないようにしましょう。
まとめ
・半月板損傷では膝関節周囲の筋肉の緊張が原因で痛みを発していることがある。
・半月板自体が痛みを感じ取る部分はわずかである
・半月板損傷で手術を選択しなくても改善するケースがあります。手術前に一度再検討しましょう。