日本膝の痛み研究所 関西地区
大阪府箕面市 【難治性】膝の痛み・変形性膝関節症専門
姿勢整体院リプレの角山です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は、膝の痛みの原因として近年テレビでも注目されている「関節包」についてのお話しです。
「レントゲンなどでは骨に異常はないけど、膝を曲げると痛い」
「筋トレやストレッチをすると、その時は少しマシになるがすぐに痛みが出る」
しつこく残るその膝の痛み。
原因は、膝関節を覆っている関節包という軟部組織の緊張によるものである可能性が高いです。
関節包とは?
体の関節すべてにある、コラーゲンでできた二層構造の関節の保護膜で、神経がとても過敏です。関節が異常位置に入らないように強い痛みを出して脳に関節の異常を知らせる役割をします。
特に膝関節は、前後にしか動かない関節で捻じれや左右の揺れに弱いので、関節包も膝がその方向に動くと過敏に反応して関節包が緊張して痛みを感じやすくなります。
膝の痛みの原因は関節包の緊張によるもの?
関節の異常位置だけでなく、日常的に同じ姿勢を続けたり、膝を曲げ伸ばしすることが多いと関節包に緊張が生じることがあります。要は、関節包に疲労が起きるという現象です。
関節包は筋肉と違って、休ませれば緊張が緩和されるという性質はないので、一度関節包に緊張が起こると自然に緊張が和らぐことはありません。
普通のストレッチでは関節包は伸ばせない
緊張を起こした関節包は、通常の筋肉を伸ばすストレッチではなかなか伸ばすことができません。むしろ必要以上にストレッチをするとかえって関節の異常を認知して緊張が強くなり痛みが増してしまうこともあります。
実は、わざわざストレッチという時間を作らなくても関節包は日常生活の中でしっかりと伸ばすことができるのです。
膝の痛みを解消する関節包ストレッチ
日常生活動作の中で関節包を伸ばすことができる動きは、
・椅子から立ち上がる時
・地べたに座っている時
です。
しかし、普通にこの動作や姿勢をしても関節包は伸ばせません。少し工夫を加えて、
・椅子から立ち上がる時は早く立ち上がって、その勢いで膝を強めに伸ばす
・割り座(ぺたん座り)と胡坐(あぐら)を5分おきに交互にする
このように行ってみて下さい。
関節包は強い刺激が入ると緊張が取れやすくなります。ただ強く伸ばすと痛みも強く感じてしまうのでなかなか思うようにできないかもしれませんので、出来る範囲で試してくださいね。自分でできる範囲でやってみて、自分ではできない部分は最寄りの整体院などで相談しながら進めていくとよりスムーズです。
今までの治療法で改善がないのであれは、膝の痛みの原因は関節包の緊張によるものであることが考えられますので、是非この関節包に対するアプローチ方法をお試しください!
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。