こんにちは。膝の痛み研究所千葉支部【北柏のぞみ整体院】のうじはらです。変形性膝関節症の治療って言うと、注射や筋トレなどが主流になっています。しかし、実際は姿勢に大きな原因があることが多々あります。今回のブログでは「変形性膝関節症と姿勢の関係」に関してお話していきます。
以下のことでお悩みではありませんか?
・歩き始めに膝に痛みが出る。
・階段の昇り降りが辛い。
・正座ができない。
・歩くときに膝に違和感がある(膝が伸びにくい・曲がりにくい)
・中腰姿勢で膝が痛い
一つでも当てはまる方は変形性膝関節症かもしれません!ぜひ最後までお読みください。
Contents
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは加齢とともに軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなり膝が変形した病態の事です。男女差は男性より女性が多く50歳以上では1000万人が変形性膝関節症の症状を発症していると言われています。もちろん若い人でも発症するケースもあります!
初期段階では、たまに痛む程度ですが、進行すれば膝の曲げ伸ばしが出来なくなったり、動作開始時痛があるとされています。
変形性膝関節症といわれたが痛みの場所は骨?筋肉?
実際に変形性膝関節症と診断された方、痛みはどこから出ていると思いますか?
軟骨がすり減っているから軟骨だ!というのが一般的な認識だと思いますが、本当にそれだけでしょうか?
軟骨がすり減っている。摩耗している。という説明は日常茶飯事です。関節軟骨という軟骨がすり減ると膝が変形していきます。これはレントゲンなどを撮れば一目瞭然です。理学療法士であれば触ったりすれば変形を確認できます。
しかし、街を歩いてる人で、左右に体を揺らしながら歩く方をたまに見ませんか?またO脚やX脚の方も世の中にはたくさんいらっしゃいますよね?X脚やO脚も一種の変形です。ですが、X脚やO脚だから膝が痛いという方もなかにはいらっしゃいます。変形しているのに痛みが出ない人がいるという事です。変形性膝関節症になってしまったせいで痛みが出ているという考え方が世の中の常識ですが、痛みの根本は変形によるものでは無い場合があります。
変形性膝関節症と姿勢は綿密に関係しています!!
変形性膝関節症の膝の痛みの原因は筋肉です。そしてその根本にも姿勢の悪さが影響しています。軟骨がすり減っているから!骨が変形しているから!ではありません。
変形性膝関節症は関節が変形している状態です。関節が変形していることにより身体の重心線は正常な位置から逸脱してしまいます。それを支えるために膝関節の周りの筋肉に過剰に負荷が加わります。その負荷が加わり続けると筋肉が緊張した状態が続き硬結が生じます。結果的に、筋肉が痛みを出します。
x脚o脚と姿勢の関係
もちろんX脚もO脚も重心が少しぶれるので膝周囲の筋肉には少し負担がかかる構造です。しかし、X脚やO脚で悩まれている方のほとんどは年齢が比較的若い方だと思います。
高校生ぐらいになればX脚やO脚はたくさんいます!ですが、年齢が若いと少しの重心線のズレでは筋肉がしっかりしているので負担はかかりにくいです。年齢が上がっていくと筋肉量が低下し負担をよりかかってしまいます。そのため、膝の変形により起こる重心線のズレを筋肉で支えるのが辛くなってきます。
しかし、筋肉を使わないと歩いたり立ったりできません。そのような筋肉の状態で負荷を加え続けると膝の筋肉が炎症を起こし、痛みを引き起こします。また、膝の痛みをかばおうとして股関節や足首に痛みが出ることもありますので侮れません!
変形性膝関節症の治療について
変形性膝関節症の場合、多くの方は股関節から膝関節にかけての筋肉、体幹の筋肉に異常をきたしているケースが多くみられます。そのため、まずは痛みの原因を探り、個別の筋にアプローチをする必要があります。実際に、変形性膝関節症の方で、腹筋にアプローチをしたことで痛みが軽快した方もいます!体は一枚の皮膚で覆われているため、原因は膝が以外の部分にあっても不思議ではないのです!