日本膝の痛み研究所 関西地区
大阪府箕面市【難治性】膝の痛み・変形性膝関節症専門
姿勢整体院リプレの角山です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
このブログを観ていただいている方の中で、日常生活動作の中や出かけ先などで急に膝に痛みが走る現象に襲われたという方はいらっしゃいませんか?今回は、そんな方の為に急に起こる膝痛の原因と、応急処置方法をお伝えしていきたいと思います。
Contents
急に膝が痛い現象を起こす2つの筋肉
元々膝に痛みがあるないに関わらず、突然膝に痛みが走るという現象に襲われるのにはちゃんと理由があって、膝に関係する2つの筋肉の急激な筋緊張によるものがほとんどなんです。その2つの筋肉の特徴を知っておきましょう。
前脛骨筋の緊張によっておこる急に膝が痛い現象
まず1つ目は、足のスネの筋肉である「前脛骨筋」という筋肉です。
これが緊張により動きが悪くなると正座や膝の曲げ伸ばしの時に痛みが走る時があります。
前脛骨筋が緊張すると、膝の曲げ伸ばし時にうまく膝が伸びなくなり、防御反応による膝が痛い現象が出ることがあります。特に普段立ち姿勢や座り姿勢を続けている人が前脛骨筋に緊張がある場合が多いです。また、歩く時に踵からついて歩いている人にも前脛骨筋の緊張がみられます。長時間の同姿勢と歩き方の悪い癖によって前脛骨筋の緊張が起こります。
大腿筋膜張筋の緊張によっておこる急に膝が痛い現象
もう一つ考えられる膝の急な痛みの原因になる筋肉は、「大腿筋膜張筋」という筋肉です。
この筋肉が緊張していると、椅子から立ち上がる時などの動き始めに痛みが走ることがあります。
椅子から立ち上がる時に膝に痛みが出る時は、太ももの外側に疲労や負担が常にかかっている場合が多くて、その疲労を請け負っているのがこの大腿筋膜張筋になります。なので膝の痛みを普段感じていなくても、疲労が溜まっている状態であればどのタイミングで痛みが出てもおかしくありません。
この2つの筋肉に疲労が溜まって緊張する原因
日常生活の中でなぜこの2つの筋肉に負担や疲労による筋緊張が起こるのでしょうか?ほとんどの場合、普段の歩き方の癖や履いている靴、よく座る椅子の座面の状態で変わります。すなわち、日中に自分が最も体を預けている物の受け皿が体の疲労に大きく関わっているということです。
歩き方の癖の悪さが原因で膝が痛くなる
膝を痛める方のほとんどが歩く時に体重が脚部の外側に乗っています。要は、歩いている時に常に体が左右に揺れていて、その揺れを止めようと外側の筋肉が頑張っている状態ということです。この状態は慢性的に脚部の筋トレをしているのと同じ状態です。筋トレはやり続けると疲れて筋肉を傷めてしまいますよね。「筋肉痛が起これば筋肉は強くなるのでは?」という声が聞こえてきそうですが、ここでは筋肉痛ではなく筋の損傷になりますので、全くの別物です。さきほどもご説明しましたが、外側に体重が乗るとその負荷は大腿筋膜張筋が請け負いますので、大腿筋膜張筋の疲労による緊張が常に起こり、動かす時に防御反応による痛みが起こります。
履いている靴が原因で膝が痛くなる
歩き方の癖が悪くなってしまう原因は、普段履いている靴が大きく関係しています。ほとんどの靴に入っている中敷きは、土踏まずが盛り上がった構造になっており、体重が外側に持っていかれやすくなります。いくら意識的に内側に体重を乗せても、靴や中敷きの構造が土踏まずが持ち上がったものならば外側に返されてしまうのです。歩き方を改善するならばまず、靴から変えていきましょう。
よく座る椅子の座面が原因で膝が痛くなる
実は、椅子に座ること自体、膝にとっては良くないことなのですが、特に座面が柔らかかったり、お尻の形にフィットした座面に座り続けると、太ももの筋肉は常に緩みっぱなしになり、いざ動き出す時に筋肉に力が入らずに痛めてしまうとうことがあります。座面の理想は、フラットな形で、固さは発泡スチロールほどのものがいいでしょう。完璧に真っすぐに座ろうと思ったら、その人の坐骨の位置や歪み方を調べないとご指導ができないのですが、まずは、シンプルな状態にまで椅子を戻して下さい。
急に膝が痛い現象が起こった時の対処法
さきほど動画でもお伝えしましたが、それぞれの動きで膝に痛みが出たらその動きに該当している筋肉を少し自分でほぐしてみて下さい。一時的ではありますが楽になります。根本的に急な膝の痛みを抑えたければ、歩き方や靴や椅子の座面を見直して、日常生活全体を改善していく必要があります。なかなかご自分でそこまで改善できないという方は、最寄りの膝専門の治療院や日本膝の痛み研究所までお問い合わせください。
あなたのお悩みが一日でも早く解決しますことを心よりお祈り申し上げます。