こんにちは
日本膝の痛み研究所名古屋支部「リライフ整体院」のよしかわです。
今日は40代なのに変形性膝関節症と診断されて今後に不安を感じているあなたお役に立つお話をしていきたいと思います。
あなたはこんな状態で悩んでいませんか?
- まだ子供も小さいのに膝の痛みで素早く動けない
- 病院で膝が変形していると言われて焦っている
- 将来自分の歩けなくなってしまうんじゃないかと不安になっている
もしあなたがこのようなお悩みをお持ちであればぜひこのブログを読み進めてください。
あなたの膝は本当に変形しているのか?
古賀 良生 編集: 変形性膝関節症-病態と保存療法. 南江堂,2008
このグラフを見ると40代の女性における変形性膝関節症の割合はわずか数%とほとんどいないことがわかります。
膝の変形が多く見られるようになるのは女性でも60代以降です。
つまり40代で変形性膝関節症になることは非常に稀なことがわかります。
しかし、当院には40代の女性で変形性膝関節症と診断された方が多くみえます。
それはどうしてでしょうか?
変形性膝関節症の診断の真実
あなたは病院でこんな風に言われませんでしたか?
『変形性膝関節症の初期段階ですね』
『軽い膝の変形が見られますね』
こんなことを言われたときはほとんどの場合膝に全く問題はありません。
『軽い変形』や『初期段階』というのは裏をかえせば
『本当は問題がないけど一応診断をつけるなら』といった意味なのです。
膝の骨が本当に変形しているかどうかの明確な診断基準はなく、
全ては担当医師の判断になってしまうため、
病院を変えたら『変形なんてないですよ』といわれるなんてことはよくある話です。
実際40代で膝の変形を指摘されたら結構ショックを受けますよね。
私(まだ30代ですが)だったら『えっ!?まだこんなに若いのに』と絶対に疑ってしまいます。
当院の患者さんも症状が軽い割には膝が変形しているといわれて、このまま膝の痛みで歩けなくなったしまったらどうしよう、ととても深刻な状態で来院される方が案外多くいます。
しかし実際に膝をチェックしてみると、ほとんど膝の関節には問題がなく、そのことを伝えるとご本人は非常に安心されます。
問題は関節の変形ではなく筋肉にある
何回も言うように40代で膝の変形が原因で痛みが出ている方はほとんどいません。
そもそも変形自体痛みの原因になることは非常に稀です。
この方たちの痛みの本当の原因は
『筋肉の使い過ぎ』
です。
太ももの筋肉やふくらはぎの筋肉など膝に近いところにある筋肉はもちろん
お尻の筋肉が原因になっていることもあります。
膝の痛みの90%は筋肉からきているのです。
しかし同じような膝の痛みでも、細かい原因は人によって全く違います。
まずはそれを的確に判断してくれる治療家に診てもらうことが最も早いと思います。
まとめ
- 40代で変形性膝関節症になる方はほとんどいない
- 膝の痛みの原因の90%は筋肉にある
- 自分のひざの痛みの本当の原因を知り、正しい治療を行うことが重要