こんにちは。膝の痛み研究所千葉支部【北柏のぞみ整体院】のうじはらです。今回のテーマは20代の変形性膝関節症に関してお話していきます。
以下のことでお悩みではありませんか?
・歩き始めに膝に痛みが出る。歩いていくうちに痛みが消える。
・階段の昇り降りが辛い。自転車に乗れない。
・正座ができない。
・膝が伸びにくい。または曲がりにくい。
・中腰姿勢で膝が痛い
一つでも当てはまる方は変形性膝関節症かもしれません!ぜひ最後までお読みください。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは加齢とともに軟骨がすり減り、関節の隙間が狭くなり膝が変形した病態の事です。初期段階では、たまに痛む程度ですが、進行すれば膝の曲げ伸ばしが出来なくなったり、動作開始時痛があるとされています。
変形性膝関節症の罹患率は年々増加傾向にあるといわれています。しかし、その明確な治療法は確立されておらず、筋力訓練で進行を遅らせるというのが一般的になっています。そして、最終的には手術をされる方がほとんどです。さらに、最近では、若い人でも膝痛を訴える方が多くなっています。高齢者の病気と思われがちでしたが変わってきています。
20代女性に多い!?変形性膝関節症の原因
実は、軟骨がすり減って痛みが出ているのではなく、変形性膝関節症の膝の痛みの原因は筋肉です。変形性膝関節症は関節が変形している状態です。関節が変形していることにより姿勢が変化し、重心は正常な位置からずれてしまっています。それを支えるために膝関節の周りの筋肉に過剰に負荷が加わります。負荷が加わり続けると筋肉が緊張した状態が続き硬結が生じます。この状態になると、痛みが発生するようになります。
20代30代の女性は要注意!
自分の膝はO脚やX脚になっていませんか?特に女性に注意してほしいことがあります。普段からハイヒールを履く方は姿勢が変化しやすいため注意が必要です。膝がX脚やO脚になる人は、足関節や股関節、背骨の歪んでいる人がほとんどです。膝の安定性を高めるためには筋肉量も関係しています。年齢が若いと少しの重心線のズレでは筋肉がしっかりしているので負担はかかりにくいです。
しかし、その状態で年齢が上がっていくと筋肉量が低下し負担をよりかかってしまいます。そのような筋肉の状態で負荷を加え続けると膝の筋肉が炎症を起こし、痛みを引き起こします。また、膝の痛みをかばおうとして股関節や足首に痛みが出ることもあります!
変形性膝関節症の治療について
「筋肉を鍛えるしかありません」こう言われたという方、それはなぜですかと聞かれて、答えれますか?それで完治するのであればいいですが、結局、手術をしないといけないというふうになってしまうのであれば、筋力を鍛えた意味ありませんよね。手術をすれば、筋肉を切開するので筋力は低下してしまいます。せっかく鍛えたのに筋力が落ちる手術をするって非常に時間の無駄だと思いませんか?
変形性膝関節症の場合、多くの方は股関節から膝関節にかけての筋肉、体幹の筋肉に異常をきたしているケースが多くみられます。そのため、まずは痛みの原因を探り、個別の筋にアプローチをする必要があります。実際に、変形性膝関節症の方で、腹筋にアプローチをしたことで痛みが軽快した方もいます!体は一枚の皮膚で覆われているため、原因は膝が以外の部分にあっても不思議ではないのです!
まとめ
変形性膝関節症は、その人の生活習慣からくる姿勢不良が根本にあります。
・普段から姿勢に気を配る(腰痛や足首の痛みがある人は特に!)
・O脚やX脚の方は重心が正常ではない
・若い人でも膝痛がある方は将来的に変形性膝関節症に移行する人が多い
・小さいころから姿勢が悪い方は20代~30代で発症するケースもある。
変形性膝関節症の予備軍になってしまっている方は結構いらっしゃいます。そうした方は、姿勢を整える必要があり、姿勢を整えることで、痛みの緩和を図ることできます。