こんにちは。日本膝の痛み研究所福岡支部「未病リハビリセンターハレル」の今林です。
本日は坐骨神経痛による膝の痛みの原因と対処法についてお話します。
・膝の裏側がビリビリと痺れる
・膝以外の太もも、ふくらはぎまで痛い
・歩いているだけで膝が痛い
上記のようなことで悩んでいませんか?このブログでは正しい対処法や原因についてお伝えします。是非ご参考にしてください!
坐骨神経痛とは
坐骨神経とは腰から足先までを通っている神経で、体の中で一番太く、長い神経になります。この坐骨神経が何らかの原因によって圧迫され、痛み、痺れが出現します。
坐骨神経痛がひどい場合痛みや痺れが強くなり、歩いたり、運動したりする意欲が下がりがちになります。その時に無理をして歩き続けると、圧迫部位に負担が増し、症状が悪化してしまうことがあります。特に腰椎椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症などが原因で坐骨神経痛が起きている場合には、圧迫されている神経の周囲に炎症が生じ、痛みや痺れを強く感じやすくなる危険なケースも多々あるので注意が必要です。
坐骨神経痛で「膝だけ痛む」ことはほとんどない?
坐骨神経痛の影響で、膝の痛みにつながることがあります。腰椎椎間板ヘルニアなどを発症した際には、神経が圧迫され、下半身に痛みが生まれやすくなります。
坐骨神経痛の場合には、膝だけが痛むことは稀とされています。坐骨神経痛が原因で膝が痛むという方は、太ももやふくらはぎ、お尻、足裏、足の指などにも痛みや痺れが発生していることが多くあります。
しかし、足の痺れは先端に近付けば近づくほど、悪化している証拠になるため注意が必要です。
坐骨神経痛からくる膝の痛みの対策
坐骨神経痛は軽度であれば体操などによって自分で予防したり、改善したりすることができます。しかし、強い痛みがあったり、歩きにくいといった状態の場合には、自己流でやると悪化させてしまうことがあるので必ず専門家の指導を受けましょう。
坐骨神経痛の予防や改善には、ストレッチと運動が効果的です。
ストレッチは背骨や筋肉などをゆっくり伸ばし、筋肉の緊張をほぐすことで、椎間板や脊柱管への負担を軽減します。デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢を続けることが多い人は、ときどきストレッチをしましょう。
ハムストリングス
お尻
ふくらはぎ
ストレッチは息を止めずに、筋肉が伸びている姿勢を10~20秒間キープし、2~3回程度行いましょう。
坐骨神経痛に対する根本的な治療
人間の身体は普段、意識しなくても心臓は動き、寝ていても呼吸をしています。食べ物を食べたら消化しています。
その身体の働きをコントロールしているのが神経です。
もちろん、痛みの原因にもなっている筋肉をコントロールしているのも神経系です。
神経系の働きが低下すると、筋肉に上手く脳からの伝達が伝わらず、筋肉が緊張して硬くなってしまったり、逆に力が入らなくなってしまったり、自律神経のバランスが崩れやすくなりします。
こうした神経の働きがアンバランスな状態で整体やマッサージを受けても、本質的な原因が改善されていないため、次第に元の悪い状態に戻ってしまうのです。
ガチガチの膝の筋肉をいくらマッサージしても、その筋肉をコントロールしている神経系が緊張していたら、時間が経てばまたガチガチの筋肉に戻ってしまうのです。
治療のポイント
痛みを我慢すだけでは、痛みは取れませんし、治ったことになりません。仕事やスポーツ、日常生活を痛みなく、過ごすためには治療を行わなければなりません。
①坐骨神経痛を予防・改善するために自分で出来る方法はストレッチと運動
②硬い筋肉をほぐしても完治しない
③筋肉に正しい情報を伝える
④背骨の調整を行い、神経のバランスを整える
日本膝の痛み研究所では上記の内容を中心に、根本から坐骨神経痛に対する治療を行います。
坐骨神経痛は自身で出来る治療と、自身で行うには難しいものがあります。
自身で行うストレッチや運動は、実は自分に合っていなかったり、間違っていたりします。一度専門家に相談して行うと良いでしょう。
坐骨神経痛で悩んでいるあなたへ
坐骨神経痛になり、手術をするかどうか悩む毎日を送り、つらい思いをされていると思います。しっかりと問題を解決してあげれば、手術をすることなく、悪化することのなく日常生活を送れるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?坐骨神経痛には様々な原因と種類があります。しっかりと原因を見つけ、その原因に対して施術をしていく必要があります。ただ「筋トレ」「湿布」「電気治療」だけでは完治は難しいでしょう。専門家に体の状態をしっかりとチェックしてもらう必要があるでしょう。