こんにちは。膝の痛み研究所大阪支部【リーフ整体院】のささはらけんたろうです。
変形性膝関節症となると歩くのが困難になって、いつか寝たきりにならないか不安になりますよね。
実際に膝の痛みのせいで足腰が弱り寝たきりになる方はおられます。
このブログ記事では、老後にそうならないためにも、「今何をすべきなのか」について詳しくお伝えしていきます。
変形性膝関節になると痛みはどうしようもないのか?
膝関節は人間生きている以上、一生負担のかかり続ける関節です。
若い頃はそんな関節の変形などは起きないのですが、年齢を重ねれば重ねる程、関節内の軟骨が擦り減ってきて骨の変形が起こってきます。
これが「変形性膝関節症」です。
整形外科で診断されたら「私の膝は変形しているんだ。。」と少しショックだったりしますよね。
ただ、ここで「変形性膝関節症ってことは骨が変形していて痛いのだから、もう手術以外どうしようもないのかな。。足が弱って寝たきりになりたくないしどうしよう。。」と不安になる方がおられるのですが、そこまで心配しなくても大丈夫です。
変形性膝関節症にも4段階ステージがあります。
この4段階目になると、骨の変形がかなり進行し骨同士がぶつかりあっているので、手術が必要になってきます。
しかし、そこまで悪化する人の割合は実はほんの一握りで、ほとんどの方が3段階目までの変形性膝関節症である可能性が高いです。
この3段階目までの膝の痛みなら、いくら関節内に変形があろうが痛みは改善することができます。
これを説明すると、「そんなこと言っても骨が変形していて痛いのに、本当に良くなるんですか?」と言われることがあります。
こう思っている方が本当に多いのですが、実は「変形している=痛みが治らない」は間違いです。
当院には整形外科で「変形性膝関節症」と診断された患者さんが数多く来院されますが、その方々のほとんどの膝の痛みは改善されていきます。
痛みが取れても変形が元通りになったのかというと、そうではありません。
つまり、変形していたので膝が痛かったのではなく、また別の原因があることで膝の痛みが出ているのです。
骨の変形でなければ、何が原因で膝が痛いのか?
では、なぜ膝の痛みが出ているのか。
そのほとんどが「過度な負担による筋肉の緊張」です。
膝関節の変形が進みだすと、関節を守ろうとして関節周りの筋肉達が緊張し始めます。
変形性膝関節症の初期で立ち上がる時に痛みがでるのは、硬くなり出した筋肉を使う際にでてくる痛みです。
ここで「膝の関節が変形しているから痛みが出ている」と勘違いすると、あまり動かしてはいけないと安静にしすぎたり変な歩き方になってしまい、逆に筋肉の緊張を高めてしまいます。
この悪循環で、膝の痛みがドンドン悪化していくのです。
寝たきりにならないためには
悪循環が続くと歩くことすら怖くなってしまうので、筋肉がドンドン落ちてきます。
これが続くと寝てる時間が長くなり、最悪寝たきりになってしまいます。
そうならない為に大事なのが、原因は関節内にあるのではなく、膝周りの筋肉の緊張であるとしっかり理解して対処してあげることです。
膝の痛みを悪化させているかたのほとんどが、関節に負担をかけたら変形が悪化すると言う思い込みがあります。
その時に、体重をかけない範囲で曲げ伸ばしの運動をしたり、太ももの筋肉のマッサージやストレッチを行って、筋肉が緊張しないようにしてあげる。
早い段階で正しい対処を取って痛みを解消しておくことで、先々の寝たきりを防ぐことができるのです。
もし、変形性膝関節症で痛いと思って安静にしている人は、痛くない範囲で動かしていくようにしましょう。
その時の対処によって、寝たきりになるかならないかが決まることもありますよ。