膝の痛みがあると必ず辛くなってくるのが、「階段の上り下り」ですよね。
階段の上り下りができないと日常生活に影響するので、何としてでも痛みなくできる状態にしておきたいですよね。
このブログでは、階段で痛みがでる理由と、膝の痛みの正しい対処法について詳しくお伝えしていきます。
Contents
下りる時に膝の痛みがでる理由
こんにちは。膝の痛み研究所大阪支部【リーフ整体院】のささはらけんたろうです。
階段を上る時と下りる時だと、「階段を下りる時」の方が痛みを感じる方が多いです。
日常生活で痛みを感じない人は上りの方がしんどいと思いますよね。
これが膝の痛みが出だすと、逆転してしまいます。
よく患者さんから「駅のエスカレーターが上りしかないから辛い」「上りだけじゃなくて下りのエスカレーターだけにしてほしい」などと言われます。
人間は辛い時には自分の思うようにしてほしいものですよね 笑
階段の下りで痛みがでる理由には大きく分けて2つあります。
1.膝の変形
2.遠心性収縮
これだけ見てもわからないと思うので、詳しくは動画をご覧ください。
上るときに膝の痛みが出る理由
階段を下りる時の方が体重と重心が膝にかかるので痛みが出やすいのですが、中には階段を上る時の方が痛みを感じる方もおられます。
単純に運動不足で上るのがしんどいと言われる方も中にはいるでしょうが 笑
上る時に痛みが出る場合は以下の3つの原因が主に考えられます
1.変形性膝関節症
2.膝のねじれ
3.椎間板ヘルニア
上りで痛みが出る原因についても動画で詳しく説明しています。
階段で膝に負担をかけない方法
階段の上り下りで痛みが出る原因についてはご理解いただけましたか?
では次に膝にかかる負担を少なくする方法をご紹介します。
①階段を上る時
最初は階段をのぼり時に注意すべきポイントです。
1歩ずつしっかりと足を置き、足の先だけでなく足の裏にしっかりと体重を乗せて上るようにしましょう。
ここで大事なのが、踏み込んだ時につま先と膝の向きが真っすぐになるよう意識しましょう。
上る時に膝の痛みが出る方は先程説明したようにねじられている方が多いので、この真っすぐを意識することがポイントになってきます。
わからない場合は膝に手を当てながら上ると意識しやすいのでぜひ試してみてください。
②階段を下りる時
階段を下りる時のポイントは、まず上る時と同じで、つま先と膝の向きが真っすぐになるように意識しましょう。
この際に真っすぐに足を下すと負担がかかるので、少し斜めに足を向けて降ろすように意識してください。
それでも痛みが出る方は、後ろ向きで下りてみてください。
太ももに負担がかからないので痛みなく降りることができます。
ただ、外で後ろ向きで降りるのはちょっと恥ずかしいですよね。
そんな時は無理はせずエレベーターやエスカレーターを利用しましょう。
階段を下りる時は体重の7倍前後の負担がかかると言われています。
なので、上る時よりも下りる時の方がはるかに負担がかかるのであまり無理して階段で降りないようにしましょう。
膝の痛みへの正しい対処法
最後に、膝の痛みがどうしても出てしまった時の対処法について話をしていきます。
①膝に負担のかかることをさける
痛みの原因は日常生活の負担の積み重ねのことが多いです。
痛みがあまりにひどい時は痛みを感じる動作はなるべく避けて膝を休めてあげましょう。
特に、座り方の中で「正座」が一番膝に負担がかかります。
痛みがあるのに無理に正座をするのは避けましょう。
ただ、仕事や家事などでなかなか日常生活で休む時間を多くとるのが難しい方も多いですよね。
その場合は、サポーターやテーピングで膝を固定して負担がかかりにくいようにしましょう。
ただし、テーピングは痛みに応じて巻き方が違います。
自分で巻いて痛みが楽になるならいいですが、基本的には専門家に巻いてもらうようにしましょう。
② 腫れて熱を持っている時はアイシング
動作している時に急に激痛になったり、腫れて熱を持っている時は悪化して炎症が起きている状態なのでアイシングで冷やす必要があります。
袋に氷をいれたり、氷嚢を使ったりなどして、膝の痛いところを10分~15分冷やす作業を1日2,3回行うようにしましょう。
アイシングを行う際、長い時間冷やしすぎてしまうと凍傷を起こすことがあるので注意しましょう!
③体のプロである整体師に相談する
いろいろな対処をしても痛みがなかなか改善されない場合は、体のプロである整体師に相談してみましょう。
膝の痛みは膝だけでなく、骨盤の歪みや上半身の骨格の歪みからきているケースも多々あります。
「長年の膝の痛みが改善した」という例もたくさんあります。
無理に我慢するようなことは避けて、体の専門家を頼るようにしょう!