こんにちは。膝の痛み研究所千葉支部【北柏のぞみ整体院】のうじはらです。読者様から以下のような質問をいただきました。
「オスグッド病は病院で治りますか?」
オスグッドになったらどこに行けばいいのかわからない方が多くいるようです。整形外科なのか整体なのか・・
今回はその疑問にお答えしていきます。
お子様がこんなオスグッドの症状でお困りではありませんか?
・膝の骨が出っ張ってきた
・出っ張りを押すと痛む
・冷やしているがなかなか良くならない
・正座ができない
・安静にしておくようにと言われ子供がストレスを感じている
自分の息子、娘がオスグッド病になってしまった!と慌てている親御さんもいるのではないでしょうか?オスグッド病は安静にしていたり、冷やしたりするだけでは完治しません。そのままにすると、大人になっても出っ張ったままの状態になってしまいます。また、体の様々なところに痛みが出たり、歩き方が少しおかしくなったりします。適切な治療を受けることで完治することを知ってください!オスグッド病でお困りの方、子供がオスグッド病と診断された方はぜひこのままお読みください。
オスグッド病とは?
小学生、中学生位の成長期に起こる脛骨が炎症して変形する骨軟骨炎と言われる疾患で、スポーツを行っている男の子に多く診られます。正式な疾患名はオスグット・シュラッター病といいます。男の子でも女の子でも発症します。痛みが強いと日常生活にも支障をきたしてしまうほど厄介な病気です。また多くの方が、成長痛だと思っているようですが、成長痛とは原因不明とされています。ですが、オスグッド病は原因がはっきりしており成長痛とは何ら関係ありません。変形してしまう原因があるのです。
オスグッド病の原因
オスグッド病になってしまう原因はいくつか考えられます。
①筋肉の疲労によるもの
練習や試合が続くと筋肉は疲労して硬くなってきます。この状態でケアを怠ると、筋緊張が慢性化してしまいカチカチになり、 固くなった筋肉は縮んだ状態になってしまいます。筋肉が固いと、負担が溜まりやすく、また骨などに影響します。脛骨というすねの骨が固くなった筋肉に引っ張られてしまいます。
②姿勢の悪さ
身体の歪みなどでバランスが崩れていると、身体にかかる衝撃などをうまく分散できずに、疲労がたまりやすくなってしまいます。 バランスを崩す原因としては、イスに座っている姿勢や立っているときの姿勢なども考えられます。
③体の柔軟性の低下
もともと身体に柔軟性が無いと、疲労がたまりやすい状態になります。①と同様の考えです。
総合的に言うと、オスグッド病の原因は筋肉の過緊張が原因です。ですが、上記のようにオスグット病は成長痛と思われがちで、成長が止まるまでは治らないものだと認識されています。
また、成長過程に身体が追いついていけないから痛くなるのではありません。原因は、体の筋肉が疲労により常に収縮している状態になってしまい、膝の骨についている筋肉を引っ張ることによって痛みがでているのです。安静にしている状態でも筋肉が収縮していますので、膝を曲げたり、走ったりという動作は収縮した筋肉を無理やり伸ばすことになり、さらに引っ張ることで痛みが増すことになります。
▼病院での治療で変化はありましたか?
電気治療、罨法、湿布、患部周囲のマッサージが一般的な整骨院、接骨院、整形外科では行はれているようです。病院では、シップと痛み止めを渡されるだけじゃありませんか?安静にしていてくださいと言われただけじゃありませんか?それで痛みは引いたとしても、後に姿勢が悪くなったりと二次的な現象が起きてしまいます。しっかりと上記の原因に対するアプローチをしてもらえる治療場所を探しましょう。
この記事のまとめ
・オスグッド病にはきちんとした原因がある。
・原因に対する治療を行う必要があり、安静にしているだけでは完治しません。
・歩き方や膝が曲げにくくなったりするため早期から治療を行う必要がある。
・病院で言われたからと鵜呑みにしない。成長痛とは別物として考える。
オスグッド病は正しい治療により早期より痛みを取り除くことが可能です。放置して安静にしているのではなく、きちんと治療を行うようにしましょう。