こんにちは
日本膝の痛み研究所名古屋支部「リライフ整体院」のよしかわです。
当院は膝専門の整体院でこの1年半で400名を超える膝の痛みに悩む患者さんを診させていただいています。
年齢は30代~80代で半数以上が50代、60代の女性となっています。
過去のデータから仕事によって膝の痛みの原因にある程度の傾向が見られたので
簡単にまとめてみました。
あなたの仕事はどれに当てはまりますか?
ぜひ参考にしてみてください。
膝の痛みの原因は何?
そもそも膝の痛みの原因となるのは何でしょうか?
私個人の見解ですと90%以上が筋肉が原因で痛みが出ています。
当たり前のことかもしれませんが、特に下半身の筋肉が強く影響を与えています。
このサイトのブログをご覧の方はすでにご存知かもしれませんが、膝の変形や軟骨のすり減りなどは直接膝の痛みにかかわることは少ないのです。
では仕事によってどの筋肉に異常が出やすいかその傾向を簡単にまとめていきたいと思います。
立ち仕事
膝の痛みで悩む方の仕事で圧倒的に多いのがこの『立ち仕事』です。
基本的に動き回ることが少なく、一定の場所で長時間立って仕事をしている方です。
このような仕事をしている人に多いひざの痛みの原因筋は
ヒラメ筋(腓腹筋)です。
立ち仕事は長時間同じ姿勢でいることが多いのが特徴ですが、その際に立った姿勢を維持するためにバランスをとるときに最も使っているのがこの『ヒラメ筋』です。
ヒラメ筋は足関節の動きに強く関与しており、細かいバランスを制御する際に重要な筋肉です。
また、立っている姿勢が長くなると特に女性では膝下筋肉の血流、循環が悪くなりやすくふくらはぎの筋肉が固くなりやすい傾向にあります。
これらの要素か立ち仕事に従事している方はこのヒラメ筋の使い過ぎにより膝の痛みが出る傾向にあります。
医療・介護・保育系
看護師や介護士、保育士の方で膝の痛みに悩む方は非常に多くいらっしゃいます。
この仕事の特徴としては運動量が多いこと、立ちすわりなどの重心の上下運動が多いことがあげられます。
これらの仕事をしている人に多いひざの痛みの原因筋は
大腿四頭筋です。
この筋肉は足の筋肉の中で最もパワーのある筋肉であり、膝に直接影響を与える筋肉です。
しゃがんだり、重いものを持ったりする機会が多いため、他の仕事に比べこの筋肉に過剰な負荷がかかり、それが膝の痛みにつながります。
膝の痛みの原因の中でもかなり重要な筋肉になります。
デスクワーク
案外多いのがこのデスクワークの方です。
普段座っていることが多いため、膝への負担は少なそうですが、筋肉は使わないことや同じ姿勢を続けることでも固くなる性質があります。
デスクワークの方に多いひざの痛みの原因筋は
大殿筋です。
座っていることが多いと、この筋肉は常に伸びた状態になっていることが多くなり、さらに常に座面で体重を支えていることで血流も悪くなります。
そのため、大殿筋が固くなりやすく、それが膝の痛みの原因となります。
まとめ
いかがでしたか?
あくまでデータからみた傾向ですが、経験上結構当てはまることが多いと思います。
ここではごく一部の職業の方をご紹介しましたが、膝の痛みの原因は上記に紹介したものだけでなく、非常に多岐にわたります。
基本的にはその方一人一人の体をしっかり分析したうえで原因を見つけていきますが、おおよその参考になれば幸いです。