こんにちは。膝の痛み研究所大阪支部【リーフ整体院】のささはらけんたろうです。
「膝が痛いのは太りすぎが原因ですね。痩せないといつまでたっても痛いままですよ。」
何とか痛みを良くしたいと思って整形に行ってるのに、その一言で片付けられていませんか?
そんなこと言われても、いきなりどうしようもないですよね 笑
この記事では、「太りすぎいていると膝の痛みは改善しないのか」について詳しく話をしていきます。
膝の痛みと体重の関係
膝が痛いのは体重のせい。
これは正解でもあり、間違いでもあります。
まず、太りすぎている人の方が関節にかかる負担が大きいので、痛みの原因になります。
どれぐらいの負担がかかるのかというと、
- 歩くと約3倍
- 階段を下りる時で約7倍
- ランニングで約10倍
これだけの負荷が膝にかかってきます。
体重が60キロの人を例に出すと、歩行で約180キロ、階段を下りるときで約420キロ、ランニングで600キロの負担がかかってくるのです。
これだけでもだいぶ負担がかかるのに、体重が5キロでも増えたら、、
歩くと+15キロ、階段を下りると+35キロ、ランニングだと+50キロの負担がかかるのです。
この数字からもわかるように、数キロ体重が増えて太りすぎるだけで膝にかかる負担はかなり増してしまうのです。
これだけをみると、太りすぎることが大きな原因だと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
だって膝の痛みを抱えている人全員が、太りすぎていますか?
みんながみんな太っているわけではなく、痩せている人でも膝の痛みで悩んでいる方はやまほどいます。
なので、膝の痛みの原因は太っているからだけでなく、いろんな要因が重なって痛みを引き起こしているのです。
太りすぎだから痛みが良くならないは間違い?!
大阪にあるリーフはりきゅう整体院には、体重が80キロ近くある患者さんが来院されるととがあります。
「整形外科で痩せないとどうしようもないと言われました。もうこの膝の痛みはどうしようもないのでしょうか。。」と言われての来院でした。
こんな絶望的な状況でも、数回通っていただいて膝の痛みは解消されました。
その数回の中で痩せてもらうためにダイエットをしてもらったのかというと、まったく体重は変わっていません。
このことから、太りすぎだから膝の痛みが治らないという世間一般の常識は実は間違いなのです。
では、どのようにして膝の痛みが解消されたのか。
当院に来院された患者さんは膝に過度の負担がかかり、膝周りの筋肉の緊張がかなり強い状態でした。
足を出すのも怖くて関節の曲げ伸ばしがまったくできていない状態でした。
そこで、膝周りの緊張をとる治療と、他の関節、上半身の歪みを改善する治療と歩き方の指導を数回行いました。
日常生活では、お風呂につからずシャワーの日が多かったのでお風呂にしっかり浸かっていもらい、膝関節の曲げ伸ばしの運動や他の関節の運動をセルフケアとして行ってもらいました。
すると、膝周りの筋肉の緊張が解消され、膝の痛みが軽減してきたのです。
例え、体重が重くて太りすぎているとしても、痛みを引き起こしている原因に対して正しい治療やセルフケアを行えば、痛みは解消すれるのです!
とはいえ、痛みが解消されたら頑張って痩せましょう!
「太っていても膝の痛みが良くなった!じゃあもう大丈夫なんだ!」と思ってその後は放ったらかし。
それではいくら膝の痛みが取れても、結局また痛みがでてきてしまいます。
大切なのは、膝の痛みが解消されたらちゃんとダイエットもしていくこと。
そうすることで、膝にかかる負担は軽減され、痛みがでない体になります。
正しい治療やセルフケア、ダイエットで膝の痛みが出ない体を目指していきましょう!!