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【疾患から探す】

膝の痛みの原因は運動不足?運動しすぎ?

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日本膝の痛み研究所 関西地区 姿勢整体院リプレの角山です。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

膝の痛みの原因として運動不足による筋力低下が言われますが、果たして本当に運動不足による筋力低下が原因で膝の痛みや変形性膝関節症になるのでしょうか?

なぜ運動不足で膝の痛みが出ると言われているのか?

膝の痛みを訴える年代はだいたい高齢者が多いです。それにより老化現象で動く量も減って運動不足になり、筋力が低下して、関節の耐久性が弱くなることで痛みが出ているという考え方なのですが、実は人間の体は本来は一生筋トレしなくても日常生活を送れるだけの筋力は保たれるように出来ているんです。

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たとえ老化現象で筋力が落ちようとも、運動の量が足りていなくても、通常の歩行だったり、生活に必要な動作はできるような構造をしているのです。

現代人は同じ姿勢で過ごしていることが膝の痛みの原因

人間は一生筋トレしなくても生きていけるように出来ているにも関わらず、なぜ筋力の低下が目立つのでしょう?答えはとても簡単で、一日の中で膝関節の動かしている時間が極端に短いからです。

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使う量が少なければ当然関節の可動域も狭くなりますし、筋肉が固まってしまうと動かす時に痛みを感じやすくなります。なので、わざわざ運動までしなくても、通常の歩行や行動している時間をいつもより少しだけ長くするとそれだけで膝の痛みは緩和していきます。

運動不足ではなく、本来の使い方を忘れているだけ

そして最も重要なのが、動くことが少ないことで、体が本来の動かし方を忘れてしまっているということです。仮に運動不足が原因で膝に痛みが出ていて、運動を始めてとしても、本来の使い方ができていないと、膝の痛みはかえって悪化します。

具体的にどんな動きが間違いでどんな動きが本来の使い方なのか?

その答えは、続きをご覧下さい。

膝の痛みは筋肉の使いすぎが原因であることが多い

結論から申し上げますと、膝の痛みは、運動不足のよる筋力低下が原因ではなく、筋肉の使いすぎによるものが原因であることが多いです。詳しい解説は動画でさせていただきます。

膝を痛める人は、太ももの前側と外側の筋肉を酷使しています。この部分は強い力を出すことはできますが、持久力が低いため、すぐに疲労を起こします。この部分を使う癖がある人は常に疲労が溜まった状態になっていますので、頻繁に膝の痛みに襲われるということです。

膝の痛みを引き起こす3つの筋肉

膝の痛みを起こす筋肉は大きくこの3つです。それぞれがどんな役割を担っているのかを簡単にご紹介しておきます。

殿筋群の使いすぎによる膝の痛み

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いわゆるお尻周りの筋肉です。主に立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢を保つ時に最もよく使われます。この筋肉が疲労して動きが悪くなると、椅子から立つ時や歩きだす時など、動き始めに膝の痛みが出ることが多いです。

大腿直筋の使いすぎによる膝の痛み

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太ももの中心を股関節から膝の下まで通っている長くて太い筋肉です。股関節と曲げる動作と膝を伸ばす動作を担っています。この筋肉が疲労して動きが悪くなると立ち上がる時の膝の痛みや歩いている時の膝の痛みが出ます。

外側広筋の使いすぎによる膝の痛み

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大腿直筋のやや外側を走行している筋肉です。主に膝を伸ばす時と立ち姿勢で体が外側に倒れないように支える役割を担っています。この筋肉の動きが悪くなると、膝が曲げにくくなり、しゃがみ動作や正座の時に膝に痛みが出ます。

膝の痛みを出さない為には本来の動きを取り戻すこと

膝の痛みの原因は運動不足ではなく、上記の筋肉の使いすぎによるものが多いので、上記の筋肉を使わないような体の動かし方を思い出さなくてはいけません。その動きこそが体本来の使い方です。

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動画でも解説をさせていただいたように本来の動かし方というのは、太ももの裏側(ハムストリングスともいいます)とふくらはぎの筋肉を使って歩いたり足を動かすことです。この動きを身につけるには、

1、踵上げ運動(カーフレイズといいます)

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2、足踏み運動

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まずはこの2つの動きを歩く直前に数回行って下さい。

これを繰り返していくと、本来の動かし方を体が思い出して、自然とできるようになります。

膝の痛みは運動不足が原因ではないという事実

以上を踏まえていただくと膝の痛みの原因は運動不足による筋力低下が運動不足による筋力低下は関係ないということがお分かりいただけたかと思います。落ちた筋力を強くする前に、今ある筋力を最大限まで活性化させる方法を選んでください。それができて、まだ物足りなさを感じるのであれば、その時には運動を行って下さい。順序を守って体を作っていかないとどんどん状態は悪くなりますので、冷静に大事なことを見極めて膝の痛み改善に取り組んで下さいね。

あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。

ABOUT ME
角山雄太
角山雄太
はじめまして。 日本膝の痛み研究所 関西地区の角山(かくやま)です。 世の中のほとんどの膝痛は、少し見方を変えるだけで手術せずに改善するものばかりです。 「自分の体にメスを入れたくない」 そんなあなたを私たちは全力でサポートいたします!