日本膝の痛み研究所 関西地区
大阪府箕面市 【難治性】膝の痛み・変形性膝関節症専門
姿勢整体院リプレの角山です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回も、膝の痛みの原因に関するお話をさせていただきます。あなたはこのようなお悩みをお持ちではないですか?
- ランニングをしていると膝が痛くなる
- 陸上競技で走っていると膝が痛くなる
- テニスをしていると膝が痛くなる
- バドミントンをしていると膝が痛くなる
というように、スポーツをしている時、もしくはスポーツ後に膝に痛みが出て歩くのが辛くなるなどの膝の症状は、スポーツでの膝関節周辺の筋肉の使いすぎによるものだと思っていませんか?
Contents
日常生活動作でも筋肉を使いすぎていることが原因
しかし考えてみて下さい。あなたと同じような年齢と体形で、同じような動きを同じ時間している他の人はどうでしょう。あなたのように膝を痛めていますか?あなたと同じ条件の全員が膝を痛めているならば、スポーツによる使いすぎによるものです。でもそうではないですよね。あなたとその痛めていない人の違いは日常生活での動作や姿勢の違いです。あなたはスポーツの時だけでなく、日常生活動作の中でも膝の筋肉を必要以上に使っていることが考えられます。
膝の痛みを引き起こす日常生活動作の癖とは?
ご自分が思いもよらない動作で起こることがほとんどです。もし、自覚があれば既に気づいてご自分で改善しているはずです。でも習慣的に無意識にその動作をしてしまっているから改善することが出来ないのです。具体的にどういった動作でどのような負荷を膝にかけているのでしょうか?
その1:椅子から立ち上がる時に膝に負荷をかける
椅子から立ち上がる時には、本来であれば、足裏とふくらはぎに力を入れて立ち上がらなくてはいけないのに、膝を痛めている人は、太ももの前側もしくは外側とお尻の筋肉に力を入れて立ち上がります。この部分に疲労が溜まると膝周辺の筋肉に緊張が起こり膝関節を動かす時に筋緊張がさらに強くなり痛みが起こりやすくなります。この膝以外の筋肉の緊張が原因で膝周辺のこわばりや可動域制限が起こることが多くの膝の痛みの正体です。
その2:しゃがむ時に膝に負荷をかける
しゃがみ姿勢やしゃがむ動作は立ち姿勢よりも明らかに身体バランスが不安定になります。バランスが不安定になると、筋肉の力を使って姿勢を維持しようとします。しゃがみ姿勢の場合は、本来であれば太ももの内側(内転筋群といいます)で姿勢を維持するのですが、膝を痛めてしまう人は、太ももの外側の筋肉(大腿筋膜張筋といいます)とお尻の外側の筋肉(中殿筋・小殿筋といいます)でその不安定な姿勢を維持します。この時に同じように疲労による筋緊張が起こり痛みが出やすくなります。
その3:歩く時に膝に負荷をかける
膝を痛める人は、この間違った歩き方によって起こっている場合がほとんどです。本来の人間の歩行運動というのは、胸を張って前を向き、腕を適度に振って、足先から足を地面に着地させて歩くのですが、膝を痛めてしまう人は、背筋が曲がり下を向いて、腕をあまり振らずに、かかとから地面に着地させて歩いています。この歩き方はしゃがみ姿勢よりも身体バランスが不安定になります。常に膝関節が揺れている状態になりますから、脚部の筋肉は膝の揺れを止めようとかなり強い筋緊張を起こしてしまいます。
日常生活で負荷をかけているからスポーツでも起こる
日常生活動作や姿勢が習慣的に膝関節に過度の負荷をかけている状態ですから、スポーツをしている時に負荷をかけていないわけがありません。特にスポーツをしている時は体の使い方など気にせずにしていますから、良い癖も悪い癖も全面的に出ています。スポーツのやりすぎで膝の痛みが起こるのではなく、普段からの体の使い方から間違った力の入れ方をしていることで特に体を激しく動かして疲労が溜まりやすいスポーツ時やスポーツ後に痛みを感じやすくなっているのです。
スポーツでの膝の痛みを出さないようにするには?
スポーツでの動きで改善できることもありますが、かなり高度な方法になってしまうので、簡単なのは、上記に挙げた日常生活動作での体の使い方の改善で膝の負荷を減らしていくことです。本来力を入れるべき筋肉を使えるように意識的にその動作や姿勢をしてみる練習をして下さい。これは習慣化しないと身に着かないので、最初は難しいかもしれませんが、習慣的にできるようになるまで練習しましょう。一度コツを覚えれば無意識でもできるようになります。今されているスポーツもいきなりできるようになったわけではありませんよね?練習を重ねて今楽しくできているわけですから、それと同じように膝に負荷をかけないような体の使い方の練習をして日常生活も楽しめるようになりましょうね!
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。