こんにちは。膝の痛み研究所大阪支部【リーフ整体院】のささはらけんたろうです。
膝の痛みでお悩みの人の話を聞いていると
「先生、私は同じ姿勢で長くいた後の動き始めが痛みが一番強くて、動いている間に少しマシになるんですが何でなんでしょうか?」
といった質問をよくいただきます。
このようにじっとしていた後の動き始めが一番痛いという人は非常に多く、お困りの人も多いのではないでしょうか?
そこでこのページでは、変形性膝関節症など膝の痛みが同じ姿勢が続いた後の動き始めで強くなる理由と、その症状の改善方法について説明させていただきます。
なぜ、動き始めで膝の痛みがでるのか?
「動き始めで痛いのは骨が変形しているからかな。。」
そんな不安を持つ方が多いのですが、そんなことはありません。
確かに、骨の変形が出だすと動き始めの膝の痛みは出やすくなったりはするのですが、それでもほんの初期の段階です。
まず、椅子に座った後に動き始めで痛みが出る方は、最初は痛いのですが歩いていると楽になるケースが多いです。
あなたの膝もきっとそうではないでしょうか?
ここで考えてもらいたいのですが、もし変形が原因なら体重や負担がかかる歩いている最中の方が痛みが出るはずですよね。
つまり、歩いていると楽になる時点で原因は骨の変形ではない可能性の方が高いのです。
では、何が原因で動き始めに膝の痛みが出るのか?
そのほとんどが「筋肉の緊張」による痛みです。
同じ姿勢でじっと座っている時というのは、動きが少ないため、血流が悪い状態になっています。
そうなると、筋肉は固まってしまいます。
その状態から急に動かした時に膝の痛みを感じてしまうのです。
ただ、動き出しの段階が一番筋肉の緊張があるので膝の痛みを感じますが、歩いていると体全体の血流が良くなり、筋肉の緊張が緩和してくる結果、膝の痛みが軽減してくるのです。
動き始めでも痛くない膝にする方法
動き始めで膝の痛みが出る原因は、じっとすることで固まってしまった筋肉であるということはご理解いただけましたか?
では、実際にどのようにして筋肉の緊張を緩和していくのか。
筋肉の緊張を緩和するのに最適なのが、血流を良くすることです。
その血流を改善するのに一番いい方法が、
- 温める
- ストレッチする
この2つです。
膝の痛みがある時は冷やした方がいいのではないかと言われたりしますが、早く痛みを取りたいなら温める方がいいです。
ただ、冷やすと楽になる方も中にはおられるのですが、それは腫れて熱を持つぐらいのかなり炎症を起こしている場合です。
腫れて熱を持ってなくても冷やすと膝の痛みが落ちつ場合は、冷やしても結局その後に血流が良くなるので、結果的に温めるのと同じだからです。
血流を良くするためのもう1つの方法が、ストレッチです。
これも筋トレした方が血流が良くなりそうなイメージがありますが、膝の痛みがある時に筋トレすると逆に緊張が増してしまい症状が悪化してしまうケースがあります。
痛みのない範囲で太ももの前後の筋肉をストレッチする。
これが筋肉の緊張の緩和には最適な方法ですよ。
自分で対処してダメなら身体のプロである整体師に相談を!
上記の対処を行えば、動き始めの膝の痛み程度なら改善されるケースが多いです。
ただ、しっかり対処しているのに膝の痛みが改善されない。
そのようの場合は、症状が悪化しているか、対処法が間違っている可能性があります。
もし、自分で対処してダメならプロの整体師を頼るようにしましょう。
その方が膝の痛みは早く改善されますよ。