こんにちは
日本膝の痛み研究所名古屋支部「リライフ整体院」のよしかわです。
今日は膝のねじれについてお話したいと思います。
あなたはこんな状況ではないですか?
- なんとなく膝関節がずれているような感覚がある
- 膝が痛くなったのは膝をひねったことが原因かもしれない
- 正座をしようとすると痛みで体重がかけられない
このようなことに見覚えのある方はもしかしたら膝のねじれが関与しているかもしれません。
意外に多い膝のねじれ
膝の痛みの一つの原因として
『膝のねじれ』というものがあります。
簡単に言うと膝関節を構成する太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)が内側もしくは外側にねじれてしまっている状態のことを指します。(上の図参照)
膝関節はもともと骨同士のは”はまり”は浅く、非常に不安定な関節です。
そのため、関節の間に半月板という隙間を埋めるクッションがあったり、いくつかの強い靭帯で補強されることで安定性を確保しています。
しかし、もともと不安定な関節のため、他の関節に比べて関節がゆがんだり、変形しやすいのが特徴です。
その歪みのひとつが『膝のねじれ』であり、一般的にはあまり知られていません。
膝がねじれるとどうなるのか?
膝がねじれている方の特徴としては以下のようなものがあります。
①可動域の制限
もっともわかりやすい症状としては膝の曲げ伸ばしの動きが悪くなることです。
ねじれに伴う可動域の制限として特徴的なのは『曲げきらない』『伸ばしきれない』ということです。
つまり、”もう少し”で正座ができそうだけど痛くてできない、”もう少し”で膝がまっすぐ伸びるけど仰向けになると膝が浮いてしまう、といった状況で、このもう少しでできないというのがポイントです。
膝が90度くらいしか曲がらない、膝が明らかにまがったまま伸びないというのは、ねじれとは違う原因があります。
膝がねじれていることで、関節を最後まで曲げる、もしくは伸ばすという運動をしたときに関節が最後まで滑らかに動かない原因となります。そのため、このねじれを修正してあげるだけでも、さっきまで正座ができなかった方が不思議と正座がとれるようになるなんていうことはよくあります。
②横すわりが明らかな左右差がある
膝関節がねじれていると、上の写真のように横すわりをしたときに左右で違いがでます。
一方は簡単にとれるけど、もう一方はうまくバランスがとれない、痛くてできないなどの症状が見られます。
理由としては膝の曲がる方向にくせが出るためです。
例えば膝を曲げるときに内側に曲げる(かかとが内側にはいってくる)方が、外側に曲げる(かかとが太ももの外側にいくように)よりも楽といった状況です。
このような症状がみられる場合は膝のねじれがある可能性が高いです。
対処法は?
残念ながら、このねじれに関しては自分で治す方法はありません。
そのため、専門の治療家の手を借りる必要があります。
まずは、膝関節がねじれている原因を分析して、それに対して正しい治療を行うことが大事です。
まとめ
膝の痛みの原因の一つとして、見逃されやすいのがこの『膝のねじれ』によるものです。
もしかしたら私の痛みはこれかもしれない、と思った方はお気軽にお問い合わせください。