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骨には異常がないと言われたが膝が痛くて曲がらない…
いわゆる「原因不明」の膝の痛み。しかし、改善させる方法はいたって簡単です。今回はその方法をお伝えします。
まずはあなたのお悩みを確認しておきましょう。以下のようなお悩みをお持ちではないですか?
- 病院でのレントゲンやMRIなどの検査で異常はなかった
- 膝を痛めることは何もしていないのに徐々に痛みが出てきた
- 何をすればいいかわからないのでとりあえず痛み止めや湿布で痛みをごまかしながら生活している
- 精神的なストレスや内因的な問題だと言われた
原因はわからないが膝の痛みがあることは事実。あなたの膝の痛みの本当の原因を探り当てていきましょう。
原因不明の膝の痛みの「原因」とは?
原因が分からないまま膝の痛みだけがどんどん増していき不安ですよね。このまま歩けなくなったらどうしようと将来が心配ですよね。
しかし、すべての膝の痛みには必ず発生した明確な原因が存在します。その原因さえわかってしまえば、あなたの膝の痛みはみるみる改善していきますのでご安心ください。
まずわかっていただきたいことは、
「膝の痛みの原因は膝関節の問題ではありません」
ということです。
どういうことなのかをもう少しご説明いたします。
検査で異常がないならば膝の痛みの原因は膝の問題ではない
一般的に各検査で異常所見がみられない場合に原因不明と診断されます。逆に言えば、骨や関節には何の問題もないということですよね?なので、消去法で骨や関節が原因として除外できれば残るは膝周りの筋肉や関節包(関節を保護している膜)などの軟部組織とよばれる部分になります。
膝の痛みと関節包の関係性
関節包は膝関節の動きが少なくなると縮こまってしまって伸びが悪くなります。関節包は非常に神経が過敏、すなわち痛みを感じやすい組織なので、縮こまって伸びが悪くなると曲げる時などに激痛が走ります。しかし、関節包は、痛みがきつく出ない程度に膝関節を動かすことが徐々に増えてくると、自然と伸びが良くなり正常な状態に戻ります。
膝の痛みを出している筋肉とは?
直接膝を動かしている筋肉は、太ももの筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングスなど)がメインです。この太もも周りの筋肉が過度に緊張して膝を動かす時に緊張した筋肉が引っ張られて痛みが出るわけです。
しかし、太もものマッサージやストレッチで筋肉の緊張を取っても、楽なのはその時だけで、すぐに痛みがぶり返してしまうことはありませんか?その痛みがぶり返す現象にもちゃんと理由があるんです。
治療を続けても膝の痛みが改善しない理由
現代の膝治療の多くは、膝の痛みに対する処置がメインです。病院ではヒアルロン酸注射や水抜き、重症の場合は人工関節などの外科手術。整体などでは上記にもある太もものマッサージやストレッチ施術。これらはすべて膝の痛みという「症状」に対する処置なので、一時的な改善しか期待できません。
本当にするべき処置は膝の痛みが起こった原因、太ももの筋肉が緊張を起こしてしまった原因に対する処置です。この原因に対して何もしていないから、何度治療を続けても一向に膝の痛みは改善しないのです。
原因不明の膝の痛みを改善させる2つの方法!
原因不明の痛みもそうですが、変形性膝関節症や半月板損傷などの重症例でも効果が期待できる方法ですので、ぜひ試してみて下さい!
その1:股関節の筋肉を緩めて可動域を広げる
太ももの筋肉に過度の負荷を与えて筋緊張を起こしている原因として、股関節の動きの悪さが大きく関与しています。なので、股関節周りの筋肉の柔軟性を高めて股関節の可動域を広げてあげれば太ももにかかる負荷を軽減できます。
自宅でテレビを観ながら簡単にできる股関節のストレッチ方法がありますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
その2:普段の歩き方を見直して改善する
次に考えることは、股関節が固まってしまった理由です。現代人の9割以上の方は普段から股関節に負荷のかかる歩き方をしています。股関節に負荷をかけないように歩くには、
1、背中を曲げずに姿勢を正して顔を上げて歩く
2、足を着地させる時につま先もしくは足裏全体で着地させて歩く
この2点を意識して歩いてみて下さい。
原因不明の膝の痛みを改善させる方法まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、原因不明の膝の痛みというものは存在しません。必ず原因がありますし、その原因のほとんどが今回お伝えした内容です。もう治らないと諦めてしまう前にまずは普段の生活動作の見直しをやっていきましょう。まずは今回お伝えした方法を試していただいて、何か疑問が生じたらわからないままにせずに、すぐにご連絡下さい。
あなたのお悩みが一日でも早く解決できることを心よりお祈り申し上げます。