こんにちは。膝の痛み研究所大阪支部【リーフ整体院】のささはらけんたろうです。
40代以降、急激に増えてくるのが変形性膝関節症。
この症状、男性よりも女性の方が発症率が高く、約2倍とも言われています。
なぜ、女性の方が変形性膝関節症になりやすいのか、疑問に思ったことないですか?
その原因となる理由はいろいろあります。
ただ、それぞれの理由に女性特有の要因が大きく関係しているのです。
今からその3つの原因と変形の進行を防ぐためにやるべき対処法について詳しくお伝えしていきます。
Contents
変形性膝関節症が女性に多い3つの原因
女性に多いとされる変形性膝関節症。
どのような原因で変形性膝関節症が生じてくるのでしょうか。
原因① ホルモンバランスの乱れ
エストロジェンという言葉を聞いたことは在りますか?
女性の方々はご存知の方が多いと思います。
そう、女性ホルモンのひとつです。
女性にはこのエストロジェンというホルモンが急に低下する時期があります。
それが、更年期です。
40代以降の女性に多いのも、この女性ホルモンの低下が関係しています。
急激なホルモンバランスの乱れが影響し、骨がもろくなったり変形しやすくなってしまうのです。
原因② O脚
女性は、出産の時に骨盤の関節を緩める働きを持ったホルモンが多く分泌されます。
この働きによって、骨盤が開いて出産しやすくなる体のメカニズムなのですが、その一方で骨盤は不安定な状態になります。
そのため、女性の産後は骨盤の歪みが起きやすくなります。
O脚というのは、実は膝はあまり関係なく、骨盤の歪みによって引き起こされているケースがほとんどです。
骨盤が歪んでO脚が進めば進むほど、関節への負担は増してしまいます。
その結果、変形性膝関節症が進行しやすくなるのです。
原因③ 骨盤の歪み
先ほどもお伝えしましたが、女性は産後に骨盤が歪みやすくなります。
特に骨盤が開きやすくなるのですが、このことで股関節、膝関節の関節の位置が真ん中より外側にきてしまいます。
人間の重心は体の真ん中を通っており、中央より外側にいけばいくほど関節に負担がかかりやすくなっています。
それが原因で、変形性膝関節症が進行しやすくなるのです。
変形性膝関節症を進行させない方法
上記のような原因により、女性は変形性膝関節症が進行しやすくなります。
ただ、原因を放ったらかしにしていては、変形性膝関節症はさらに進行してしまいます。
それを予防するために、以下の方法でしっかりと予防するようにしましょう!
対策① 骨盤の歪みにはストレッチ
O脚や骨盤の歪みなどの原因による変形性膝関節症を予防する場合、弱ったお腹の筋肉を鍛えたりも大事なのですが、まずやってほしいのがストレッチです。
骨盤などの骨は勝手に歪むのではなく、骨についている筋肉の影響で歪んだまま固定されています。
骨盤周りの固まった筋肉の緊張→骨を引っ張って歪んだ状態で固定される。
このような流れになってしまうのです。
あまりに歪みが悪化している場合はプロの整体師に頼った方がいいですが、ある程度の歪みなら固まった筋肉の緊張を取るストレッチで十分に歪みは改善されます。
ぜひ、今日から骨盤周りの筋肉を緩めるストレッチを実践していきましょう!
対策② 食生活の改善
ストレッチと同時に意識してほしいのが、食生活の改善です。
過剰なカロリー摂取は肥満の原因になるので、改める必要はありますよね。
ここでポイントなのが、過度な食事制限制限は変形性膝関節症の予防にはならないということです。
なぜなら、低カロリーによって筋肉量が落ちてしまうからです。
また、女性ホルモンの点から見ても、食生活の改善は重要です。
栄養素には女性ホルモンに似た働きをするものもあるからです。
ただ、冷えのぼせ、イライラする、顔がほてるなどの更年期の症状が強く出ている場合は、食生活改善も大事ですが、まず専門家の先生に相談するようにしましょう。
変形性膝関節症を予防して、いつまでも若々しい膝を保ちましょう!
変形性膝関節症は進行してしまうと、関節内をもとに戻すことは不可能です。
そのため、進行させないという予防の観点がとても重要です。
特に女性は説明してきた原因により、40代以降、変形性膝関節症は悪化しやすくなります。
正しいケアを行なっていれば、変形性膝関節症の進行は予防することができます。
できるだけ早めに予防法を生活の中に取り込んでいただき、いつまでも若々しい膝を保つようにしましょう!